転職を考えている人必見!社会保険と国民健康保険の切り替えに要注意  

 

 日本国民には、公的医療保険に入ることが義務付けられています。

医療機関を受診したときの負担が治療費の3割で済むのも、保険に入っているおかげですよね。

 

医療保険には、大きく分けて社会保険と国民健康保険の二種類があります。

なんとなく聞いたことはあっても、その違いがはっきり分かっている人って実は結構少ないのではないでしょうか?

保険の内容や負担額に差があるため、退職や転職の際には特に注意が必要です。

 

具体的な違いを一覧表で見てみましょう。

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http://5kuho.com/html/chigai.html

 

社会保険とは、民間企業で働く人のための保険制度です。

給与をもとに計算された保険料は、会社と被保険者とで半分ずつ負担します。

また、同じ保険料で認定範囲内の親族を扶養することができる、つまり被保険者と同じ内容の保険に入れるのも大きな特徴ですね。

パートやアルバイトであっても、正社員の3/4以上の勤務時間・勤務日数を働けば、社会保険に加入することができます。

 

国民健康保険とは、自営業者や無職者のための保険です。

社会保険と違って扶養という概念がないため、世帯内の人数分の保険に加入せねばならず、保険料も家族の人数分かかることになります。

保険料は前年の所得や資産などに応じて計算され、全額自己負担です。

 

また、それぞれの保険の保障内容にはさまざまな違いがあります。

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http://mujin-keiyakuki.net/column/shakaihoken_kokuminhoken.html

 

中でも、傷病手当・出産手当の有無は大きな差ですよね。

社会保険に加入していれば、病気や出産で働けなくなっても一定額の給付を受けることができるのです。

 

 

社会保険というのは会社を通じて加入しているものですから、退職・転職時には切り替えの手続きが必要になります。

退職するときには家族全員分の健康保険証を会社に返却し、退職から14日以内に新たな保険加入の手続きを取らねばなりません。

 

退職してから再就職まで1日もブランクがない場合は、そのまま転職先の社会保険に切り替えればいいのですが、日数が空いてしまう場合もありますよね。

退職してから再就職までの間医療保険をどうするか、大きく3つの選択肢があります。

 

1つ目は、国民健康保険に加入すること。

役所の健康保険窓口で健康保険資格喪失証明書を提出し、書類に記入することで加入することができます。

月末をまたがずに再就職すれば、保険料がかからないというのがメリットだといえます。

 

2つ目は、社会保険の任意継続を行うこと。

入社から退社まで2か月以上社会保険に加入していれば、退社後2年間は任意継続することが可能です。

希望する場合は、資格喪失日より20日以内に手続きをしましょう。

ただし、転職先で社会保険に入ることが決まっている場合、双方の会社から保険料を二重に徴収されてしまうケースもあり得ます。

必ずしも社保を継続した方がいいとは限らないので、退社日と入社日の兼ね合いを見て決めましょう。

 

そして3つ目は、家族の社会保険の扶養に入ることです。

当分転職のめどが立たない場合や転職先での年収が130万円に満たない場合にのみ使える、もっとも経済的な方法だといえます。

扶養に入るわけですから、もちろん保険料はかかりません。

必要書類をそろえて、家族と一緒に社会保険事務所で手続きを行いましょう。

 

転職先で社会保険に加入する場合は、健康保険資格喪失証明書を転職先に提出し、扶養の家族がいる場合は同時に申請します。

退職から再就職まで数日しか空いていない場合でも、その間なんらかの医療保険に入らなければ、当然医療費は全額負担しなければなりません。

万が一のリスクに備えて、医療保険には必ず入るようにしましょう。

 

また、フリーランスや起業者になる場合も、国民保険に入る必要があります。

職業によっては、市区町村が運営する国民健康保険ではなく、同業種・同業者が共同運営する国民健康保険組合に入るという選択肢もあります。

 

全国土木建築国民健康保険組合のほか、建設業や三師(医師・歯科医師・薬剤師)などの組合、そしてそれらを除く「その他一般」も40組合存在しています。

美容師や飲食店、さらに作家や芸能人が加入できる保険組合もあるのですね!

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https://ten-navi.com/hacks/article-9055

 

これらの国民健康保険の特徴としては、

・市区町村運営の国民健康保険と違い、家族を扶養に入れられる

・組合に加入していない職場の場合は、職能が同じでも加入不可

・組合員になるためには別の組合加盟団体の会員になる必要があるため、保険料とは別にその入会金や年会費が発生する

などが挙げられます。

社会保険と同様、家族を扶養に入れられるというのは大きなメリットですよね。

 

退職・転職時に保険の切り替えをきちんと行うことはとても重要です。

退職から1日のブランクもなく次の職場へ移る方は新しい会社が手続きを行ってくれますが、転職するまで時間が空く方はご自身でやらなければいけないことが出てきます。

 

いざという時あわてないように、保険制度のしくみや切り替えの仕方をよく理解しておきましょう。

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